手作り石鹸 作り方

手順一覧メモ

最初に要点だけリストします。

詳細は次に紹介します。


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1】道具類を揃えておく

2】油を計量し、固形の物は溶かす。

3】苛性ソーダを水に溶かします。

4】苛性ソーダと油の温度を4050度まで下げる

5】トレースがでたらオプションを入れる

6】型に流し入れる

7】1〜2日このまま置いておく

8】固まっていたら型から取り出し切り分ける

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【0】前日までにしておく事

前日までに使用する油の種類と量を決め、鹸化値表に基づいて苛性ソーダの分量をきっちり計算しておきます。
また、使用済み牛乳パックをきれいに洗って干しておきます。
牛乳パックが乾いたら、口のところと1面を切り取って2つ合わせてガムテープで止めておきます。
真ん中が液の重みでたわむので、真ん中あたりに補強の意味でガムテープを貼るといいと思います。

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【1】道具類を揃えておく

まず一番最初に必用な物をひととおり揃えておきます。
薬品を扱ったり、混ぜたりしないといけないので、用意しておかないと失敗の元です。

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・オイル類
・精製水
・苛性ソーダ
・ゴム手袋
・メガネ又はゴーグル
・マスクまたは手ぬぐい(鼻と口を塞ぐため)
・計り
・牛乳パックの空き箱を2個くっつけたもの
・ボール
・泡立て器
・料理用温度計
・鍋(固形の油を溶かします)

【2】油を計量し、固形の物は溶かす。

それぞれの油をきっちり正確に量り、一緒に混ぜて弱火にかけてとかします。
ほんとうは別々に溶かした方が酸化を防ぐかもしれませんが、面倒なのでまとめて溶かします。温度が上がりすぎない様、注意してまぜながら様子を見ます。

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【3】苛性ソーダを水に溶かします。

※苛性ソーダは劇薬ですので、自己責任で安全を確保して扱ってください。

苛性ソーダも正確に量ります。粉煙を吸い込まない様に注意し、直接肌に触れたりこぼしたりしない様にすごく注意します。
精製水はアバウトに量って用意します。

用意した精製水を耐熱ボールにいれ、その中に少しずつ苛性ソーダを流し込みます。
化学反応で発熱しますので注意します。

また、この時気体が発生しますので、真上からのぞかない様にし、深く吸い込まない様に厳重注意します。

換気扇はまわしておき、できれば換気扇の下で行います。

この液体が目に入ったりすると高い確率で失明するそうですので、眼鏡やゴーグル、サングラスなどで目を守ります。

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【4】苛性ソーダと油の温度を40〜50度まで下げる

苛性ソーダと油の温度をそれぞれ40〜50度まで下げます。
熱々のまま混ぜてしまうと、ぶくぶく泡立ちうまく固まらずに失敗してしまいます。
温度が下がったら、油に苛性ソーダ水溶液を少しずつ注ぎながら泡立て器で混ぜます。
全部入れたら最低10分間は必死で混ぜてください。


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もったりとしてきたら、必死にならなくても軽く混ぜます。
だいたい20〜30分ほど混ぜ続けますので、筋力勝負です。
電動泡立て器でも試しましたが、液が飛び散るので危険だと思います。
どちらにしろ液が飛んでもいい様な服装かエプロンが必用ですね。
私は飛び散らない様に注意しています。


【5】トレースがでたらオプションを入れる

トレース(混ぜ跡)がでたらオプション(はちみつやパプリカなど)を入れます。
だいたい天津飯のあんぐらいの固さ〜カスタードクリームぐらいが目安だと思います。
これは使用する油によっても変わってきます。
エキストラバージンのオリーブオイルだけだと、どれだけ混ぜてもさらさらのままでした。

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私はハチミツが大好きなので、ハチミツを入れよく混ぜ合わせます。
次に色付けにパプリカを入れさらに混ぜます。

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【6】型に流し入れる

一通り混ざったら、用意しておいた牛乳パックの型に流し入れます。
型から万が一漏れてもいい様に下に段ボールや食品トレーなどをしいておくと良いでしょう。

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500gレシピでこのぐらいの量になります。
慣れてくると準備も含めここまでの作業は1時間弱となります。
時間は余裕をもって準備してください。

【7】1〜2日このまま置いておく

夏場は涼しい日陰の場所へ、冬場は保温箱に入れて温かい場所へ。
私は冬場は冷蔵庫の上に、夏場は部屋の隅に置いています。
くれぐれもペットや子どもの手の届かないところへ置いてください。
石鹸になるまでは危険な液体です。

【8】固まっていたら型から取り出し切り分ける

1〜2日すると固まっているので型から取り出して使いやすい大きさに切り分けます。
わたしは軍手をはめて糸のこで切っています。
固まっていない場合はもう2〜3日様子を見ましょう。

まだまだ危険な個体ですので直接触ると手が荒れます。
切り分けた石鹸をすこしずつ間隔を空けて乾燥させます。
約1ヶ月そのまま置いておきます。

【9】使用後の道具や容器の処理

使用後の道具は少量の場合は拭き取った後、お酢をスプレーして中和させ流水で洗い流すか
油と苛性ソーダを混ぜ合わせたものが付着している場合は2週間ほどそのまま放置して鹸化を進めてから洗い流してください。
強アルカリなのでそのまま流すと環境にとって悲惨な事になります。

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このページは、tairaが2008年9月 3日 19:48に書いたブログ記事です。

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