丹後ウルトラ回想記

67.9kmでリタイアしました。
13時57分(9時間半)


前日の13(土)は、夕方4時に娘の絵画教室のお迎えをすませ、
晩ご飯を食べて17時には寝ました。
約4時間半寝て21時半に起き、風呂入って準備し、
22:30にタクシーに乗って出発しました。

バスは23:15の出発。
アミティにはたぶん2:30ぐらいには到着してたと思うんだけど、
今年はなかなかバスから降ろしてもらえず、降りたのは3時の直前でした。
チップを交換しようと総合受付に行くと、チップは昨日の時点で全部でてしまいましたと。
どんだけいるんや〜〜たぶんワラーチと思うけど。
ジェルの準備、ゼッケンの準備、チップをゴムでくくりつける。

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後で知ったのですが、このくくり方だと足に当たって擦り剥けます。
ご注意。

弥生庁舎に預けるもの、碇高原に預けるもの、預ける袋はどこにあるの〜〜
着替える場所は2Fなので、なんども上がったり降りたり、私段取り悪すぎ。
時間がないと冷静に物事が考えられないタイプです。
わたわたしていると、水都ともだちの西村さんが声をかけてくれた。
裸足でもないのになんでわかったんか、めっちゃ嬉しかった。
彼女は去年碇でリタイアだったので、絶対に完走して欲しかった。
後で見たら彼女は制限時間13分前のゴールでした。
お見事です!

エイド行きの荷物袋を貰ってたとき、
誰やねんさんに2年ぶりに会えました!
時間が無くって、ゆっくりお話ができなかったのが残念。

そしてとうとうスタート30分前になって何も食べてない。
もうほとんど人もいないし迷惑とか気にしてられないので
その場でカップ麺を食べる事にした。
でも時間が無くて配給のお弁当が喉に通らない。
やっぱり食べ物は配給のものではなく、自分で美味しいものを用意すべきだなぁと痛感した。
おにぎりを一口だけかじってカップ麺9割食べ、最終荷物を預けて、
スタート地点へ急いだ。
裸足チャレンジするYujiさんと山口さんが体育館にいるというので、また戻り、
3人で記念撮影した。2人ともフルは裸足で走破している。
ゴールを誓ったが、山口さんは前半でリタイア。
Yujiさんは70kmでVFFを装着し11時間台で見事ゴール。
もともと靴を履いて記録狙うと言ってたところ、強引に裸足を誘ってしまった。
でも滅多にない体験だから良かったと思う。

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スタート地点では中学の同級生で一緒にクラス委員をやってた今は丹後に暮らす古川くんに会えた。
なんと30年ぶり!!背が高くなってただけで何も変わってない感じでした。
古川くんとは2011年の大阪マラソンで新聞に載ったとき、私の前の週か次の週かに掲載されて
わたしが検索して古川くんのFBを発見して連絡がとれたのでした。

スタート時は雨。
少し肌寒いぐらい。
きっと走り出したら暑くなる。
一旦着たかっぱを脱いでリュックに突っ込みました。

案の定、号砲からゲートをくぐるまで約4分のロス。
ちょっと並ぶの遅すぎたかな。
走り出しは快調。
ラップ見たら1回目の七竜の下りで4分台でてるがな。
ちょっとやりすぎたかな笑

今回はライトを持たなかった。
明るくなってしばらくしたとき、どの辺だったか
たもんさんのお姉さんに声かけられた。
あえて良かった!
その後もなんどか追い抜いたり追い抜かれたりたくさん会えて心強かった。

井出さんにもあった。
何度かあった。
私より少し早いペースだったのできっとゴールできたに違いない。

3〜4人に私のペース表を参考にしてます。と言われました。
ありがとうございます。実はわたしもある人のペース表を参考にしたんだけど。
ちょっと今回の体験をもとにもっと正確に書き換えないとね。
来年は出るかどうかわからないけれどね。

どこだっただろう、序盤topwaterさんを発見。
麦わら帽とゼッケン番号でわかった。
はじめてお会いできた。
あとでアミティで首にメダルをかけているのを遠くにみました。
良かったです。

浜詰エイドでトイレに行く。
昨日の夜の出発前に行ったきり行ってなかった。
ここでショックな出来事発生。
あれが来た。
なんで今やねん!
想定外でその用意はしていない。
とりあえずしばらくは大丈夫だろうし、なかった事にした。
忘れよう。

2回目の七竜の手前で炭酸飲料を摂取。
ここの七竜の登りも歩かず走破。
しかし徐々にペースダウン。
42kmを5時間13分。
浅茂川に5時間半で到着。
予定より12分速い。
食欲がない。うどんを1杯食べる。
トイレは列ができていたのでスルー。
すぐに出発。
しばらく歩く。。
左に曲がったところに売店があった。
悪魔のささやき。。
ガリガリ君を買った。
ガリガリ君を食べ終わるまでだらだら歩いた。
12分あるんやしいいやん。

この辺りで1個目のガーミンが終わった。
最近6時間しかもたない。
2個目のガーミンを出して60kmまでは時計として使用しました。

ここの区間だったかな?
としえちゃんの知り合いという人に声かけられました。
びっくり!
としえちゃんの業界の人に走ってて会う事多いなぁ〜(2回やけど)

しばらく行ったところで右側に薬局発見。
もう無視するわけにはいかない。
ここであれを購入。全部はリュックに入らないので、
4個だけもらって後は寄付しますと言ったんだけど、
先にトイレを借りてお会計しようとしたら、お金はいいわと言われちゃいました。
何度もお礼を言って、また走り出す。

この辺りから日照りがキツくなり、路面温度が上昇してきました。
なんとかあじわいの郷に到着。
予定より10分遅れ。ガリガリ君歩きや薬局によったりしたせいである事は間違いない。

ペースが落ちている。
食欲も無く、水もきもちわるい。
なので麦茶を買いました。

もはや、エイドの飲み物も食べ物も受け付けず、
エイドの存在はただの区切りであってなんの意味も無くなってしまいました。

途中VFFを履いた人に走り方を教えてください。と言われました。
彼はVFFを履き始めて2ヶ月だという事でした。
どこが痛いですか?と聞くと足底の前の方を指差したので、
たぶん、まだしっかり足底筋が育ってないんかなと思い、
負荷を分散させるためなるべくフラットに着地する様にとアドバイスしました。
55km地点の弥生庁舎に靴を預けているというので、
なんとかそこまでたどり着いてくださいと応援しました。

その後、彼と碇へのさしかかりであったので、
このペースだとぎりぎりだからなるべく頑張ってください。
碇の制限時間さえ間に合えば行けますからあきらめないで!
と声がけしました。

のちに、友達の写真にたまたま映り込んでいたので
ランナーズアップデートで確認したら13時間50分ちょいでゴールされていました。
よかったです。

関門の弥生庁舎までは淡々と走り、制限時間の20分ぐらい前に到着。
預けていたBCAAやパン、ジェル、どれも受け付けず、BCAAを一口飲んで荷物を返しました。
しばらく椅子に座って水をあびる。。たもんさんとしゃべったりしながら5分ぐらいそうしてました。
お姉さんが着替えている間に先に出発。
制限時間の10分ぐらい前だったと思います。

さあ、碇高原に向けての序章だ。
次の交通規制ゲートエイドでガーミンをONするぞ!

12:49
60kmエイドでガーミンをON。
予定より30分弱の遅れ。
エイドで飲み食いできそうなものは無い。
しかたがない。ジェルでも持っておけば良かった。と後悔。

ここから一旦登りが始まる。
が、3kmほど頑張って登ったら下り基調です。
しばらく下ったら新中津橋手前エイド。
その後、緩やかな登りがだらだら続きます。
ここはエイドを目指す事だけを考えて、とにかく前進。

13:50
吉野のエイドに到着
予定より14分遅れ。
だいぶ挽回した。

碇まであと6.3km
1時間で行けるか行けないかぎりぎりのところ。

激坂に、この坂が続くときびしいという気持ちが持ち上がる。
私はコースをはっきり把握してなかった。
ガチ歩きが入る。
でも路面は熱せられ、舗装は粗い。
歩くと負担が感じられるが、走り出しは足裏に圧力がかかるため走り出せない。
しばらく歩いていると救護車に声を掛けられた。
大丈夫ですか〜?
大丈夫です!!
この時、まだ諦めていなかった。
でもこの後すぐに、めまい&吐き気が起こった。
ここに来て補給失敗のつけがきた。
あれのせいもある。もう無理。
気持ちが切れた。

67.9kmリタイアを決意。
日陰で寝転ぶ。

碇高原は一旦登って、その後わりとフラットになり、
エイドを越えてからまた登りが始まります。
この登りが距離と斜度がきつく、裸足的には路面も厳しく、
ピンポイント的にここが最大の難関と言えるでしょう。
ただ、この区間はたったの3.3km!
この坂さえ登りきればエイドがあり、そのエイドをクリアしたら
碇の関門までは3kmのゆるやかな下りです。
激坂と制限時間に心が折れそうですが、最後の踏ん張りどころ。
ここは最後まで諦めなければギリギリでもいけるんです。

今思うと、私も十分間に合ってた。

としえちゃんのお知り合いも通過していった。
きっとゴールできたはず。いや、そういえば一緒にリタイアバスに乗ったんだった。

リタイアを決めて、
さっきの救護車を断った事を後悔。
気分が悪く、吐きそうだけど吐けない。
次のエイドを目指して歩き出す。
結局何メートルか進んで日陰でダウン。

男性に救護車を頼む。次のエイドで伝えますと言ってくださいました。

しばらくして車が到着。
一旦さっきのエイドへ下って2人拾い、碇を目指しました。
その道中で、コースを見る事ができ、いろいろわかったわけです。

碇について、毛布にくるまって横になっているみの虫が二人。
私もそこに連れて行かれ、もうひとつのみの虫になりました。
しばらく横になってバスの時間になり、めくるめく吐き気と戦いながら
1時間ほどかかってアミティに到着。

体育館で毛布にくるまって横になっていると
山口さんが見つけてくれて、事情を話すとお茶を買って来てくれたり、ロキソニンをくれたりした。
結局気分が悪くてロキソニンは飲まなかった。
吐き気がピークになったとき、慌てて階段を駆け下りてトイレで吐いた。
固形物はでなかった。
それでも一通り吐いたらスッキリした。

バスの出発まで2時間ぐらいあったので、下の更衣室で水しか出ないシャワーを浴びて着替えた。
更衣室では他の人はシャワーの存在を知らなかったらしい。

ゆっくり荷物をまとめ、蒸し暑い体育館を後にして、ゴール会場にでた。
わかちゃんが○○さんお帰りなさい〜!と途切れなくアナウンスするのを聞きながら
ベンチに横たわった。青空の流れる雲がかたちを変えるのをぼんやり眺めたり、
目を閉じたりしながら。

18:00を過ぎて荷物を持った人がぞろぞろ立ち上がりだした。
たぶんバスの人だ。そう思って私もバスに乗る事にした。

バスは19:00発。
誰か一人こない。
結局来ないまま20分ぐらい遅れて出発。
駐車場から出る時に、途方に暮れてバスを眺める男の人が角に立ってた。
あの人かな?
どうするんやろ。
かわいそうやけど、仕方が無い。強く生きてくれ。

京都行きのバスはなんと4台。
多くの人が0泊もしくは後泊なしなんだなぁ。

それからバスは定刻の22:30に京都駅に到着し、無事に家に帰れました。
なが〜〜い1日が終わりました。

来年は、他にやりたい事があるので多分出走しないですが、
またいつか忘れないうちに出られたらいいなと思っています。

あ〜やっぱり諦めなければ間に合ってたな〜〜笑

ちなみに、足裏はやっぱり無傷でした。
痛いと思うのは気のせいでした。

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コメント(6)

途中何度か声をかけさせてもらいました。最後に「ZEM履いてる!」って声をかけさせてもらったやまぐちといいます。

体調の方はよくなりましたか?私も70kmで残念ながらリタイヤでした。来年こそは、リベンジ!果たします!

やまぐちさん、覚えてます! あの時は、リタイアを決めて横たわった後にzemを履いて次のエイドでピックアップしてもらう為に歩いていた時でした。 次回はあの坂では「後もう少し、頑張ろう!」と声をかけながら登ろうと思いました。ぜひぜひリベンジしてください。あの時点ではきっとギリギリ間に合っていたはずですので!

「67.9kmリタイアを決意。
日陰で寝転ぶ。」
ちょうどここで、声をお掛けしました。
「もうダメ、足が痛くて。頑張ってください。」とか言ってたような気がしました。
僕はといえば、この時は何とか走れたんですが、碇高原まで3kmくらいのところで諦めてしまいました。自分より後ろを走ってた仲間が、余裕でゴールしてました。まったく、ほんとに悔しい!! あんなに痛いはずの足が、アミティでリタイヤバスを降りた時は、何ともなかったんです。錯覚だったんですね。恐るべし、人間の保護回路。

toshiさん、
そうでしたか。あの坂はやはり丹後ウルトラのメインですね。あそこで気持ちが折れてしまう、たとえ登りきっても気持ちが売り切れてしまうんですね。自分より後ろの人がゴールできていたらなおさら悔しいです。わかります。だいたいあそこまで走る走力があれば、ほぼゴールできるに違いないです。脳が「やめろ」と指令を送ってくるのをいかにスルーするか、それがゴールするポイントだと思いました。悔しい気持ちをこの先1年間持ちつづけて次回は必ずゴール!です。次は絶対にあそこから先の一緒に走っている人に「行ける!」と声かけしながら進もうと思います。

こんにちは、40km付近?(記憶曖昧)で、後ろから裸足に驚いて(笑)
激写(古っ!)して、前に回って又写真を撮らせて頂いた旅の者です!

道中怪我の無いように!と別れましたが、
我輩も73.5kmでアウトでした!

碇高原をなめてた訳では、無いのですが!
自分に負けた口惜しさが、日を追うごとに膨らんでいます!

来年のリベンジ大会が出来たと言う事で!
前向きに捉えます!

島田マラソンは、裸足でも超安全(笑)なので、
良かったら来年お越しくださいm(_ _)m

masarukirihataさん、
73.5ということは、碇のエイドですね。時間切れでしたか?リタイアした直後はこれでいいんだと納得してたはずなのに、あとから悔しさが出てきますね。来年はマラソンを休止しようと思っていましたが、丹後だけはしかたがない来年もゴールを目指します。また来年お会いできましたらお声がけください。島田マラソンは静岡の大会ですか?母であり妻であるため前泊や遠征はできませんがいつの日か..老後にお邪魔するかもしれません。ありがとうございます(^_^)

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このブログ記事について

このページは、tairaが2014年9月15日 09:29に書いたブログ記事です。

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